ゲストへのお礼・お返しの品「引き出物」。結婚式の準備で頭を悩ます事の一つですよね。
「引き出物の相場・品数・品物・一緒に入れる縁起物」など、内容以外にも考えなくてはいけないことが多かったため、思っていたよりも引き出物を決めるまでに時間がかかってしまいました。
引き出物を決めるまでに悩んだ点や、それを解決(決定)した理由などを紹介していますので、引き出物関係で悩んでいる新郎新婦さんは参考にしてみて下さい。
引き出物について二人で考える前に
まず両家の親に相談するのがベストだと思います。
引き出物の中身・品数・金額は地域によって異なります。新郎新婦のそれぞれの出身地が遠いと「引き出物の文化が全く違う!」なんてこともあると思います。
また、親族間で暗黙の決まりごとなどもあるかもしれません。
結婚式は親もゲストを招待する側です。両親の面目を潰さないため、また引き出物の決定後・結婚式後のトラブルの元になる事を防ぐためにも、引き出物を決める際は両家の親に相談するのがベストだと思いました。
私達夫婦は首都圏出身で特に引き出物の特別なしきたりも、親の希望(引き出物にこれを入れて欲しいなど)もなかったので、「親戚へのお返し金額が十分か」という確認をしただけで品数・品物など全て自分たちで決めました。
引き出物の内容を考える前にまず決めること
引き出物のグループ分け
式場側で引き出物を準備・配置するのに聞かれる引き出物の内容ごとのグループです。
同じ内容の引き出物を渡すゲストを先にグループ分けしておくと、この後に決める事が決めやすいと思います。
例:
- 御祝儀の予想額で分ける(親戚・上司と同僚・友人など)
- 夫婦での参列者と単身での参列者
この他にも「男性と女性」や「独身か既婚か」などで、引き出物の内容を贈り分けする新郎新婦さんもいるようです。
地域で何か引き出物の決まりがある場合は別ですが、一般的には引き出物の総額ごとに分けることが多いと思います。
- 3グループ前後(親族・友人・上司など)に分けることが多い
- グループが多すぎると入れ間違えなどのリスクが高くなるのでほどほどが良い
参考:私たちの場合
- 親族(夫婦・単身者ともに同じもの)
- 友人
「入れ間違えが起こる可能性が高くなるから細かく分けるのは嫌だ」との旦那の意見で、私達はこの2グループに分けました。
ゲストの顔ぶれはこんな感じ↓↓
- ゲストは親族・友人のみで、職場の人はなし
- 兄弟を含む親族は殆どが夫婦で単身者は数名のみ
- 夫婦で参列する人はいない
引き出物の品数
引き出物自体を何にするかと同じくらい悩んだ点が「引き出物の品数」でした。
元々、旦那と品数は2品の予定で話をしていたのですが、色々な情報を見てしまい「本当に2品でいい?3品にする?」と1人悩んでしまいました。
ネットで調べても品数に関して意見が割れているんですよね…。
引き出物の品数に関して見かけた意見
- 親戚で縁起物などを気にする人がいた
- 奇数の方が縁起が良いと言われた
- 御祝儀が高い親戚などは総額を上げるために数を増やした・縁起物を付けたから
全体的に「親戚・地域柄、昔ながらの風習や縁起を気にした」「親戚など一般の参列者よりも高額な御祝儀を包んでくれる方は個数を増やして調整した」という理由が多かったです。
- 1品1品の単価をあげたため
- 多いと荷物になるため、出来るだけ少なくしたかった
- プチギフトを入れれば3品になると思ったため
2品にした方は「遠方や2次会にも参加するゲストの荷物を軽くしたかった」「特に風習や縁起を気にしていない・気にする人がいない」という意見が多かったです。
親戚・家族に縁起や昔ながらの風習を気にする方がいる可能性がある場合は、ご両親に相談の上決定するのが良さそうですね。
引き出物の総額から品数を考える
引き出物の総額を先に決めて、金額と内容のバランスを考えて品数を決めるのも良いと思います。
たとえば、友人5000円程度とするなら
- 3品:品物3000円+引き菓子1000円+縁起物1000円
- 2品:品物4000円+引き菓子1000円
親戚10000円程度の場合は
- 4品:品物3000円+品物5000円+引き菓子1000円+縁起物1000円
- 3品:品物4000円+品物5000円+引き菓子1000円
- 2品:品物9000円+引き菓子1000円
「金額は低いけど良い品物があって引き出物候補にしているなら品数を増やす」「品物にかける金額を落とすとあまり良さそうな物がなければ、品数を2品にして単価の高い品物を選ぶ」という具合です。
参考:私たちの場合
私たちは最終的に、全ゲスト「カタログ+引き菓子」の2品にしました。
- 首都圏は品数が2品の人も多い
- 友人の結婚式はほとんど2品だった(ふたり合わせて8~10回程参列経験あり)
- 両家ともに親族の品数も2品で良いという事だった
- 真夏の結婚式・遠方から参加のゲストがいるため、元々引き出物はコンパクトにしたかった
引き出物の総額(相場)
引き出物の金額は、品物(カタログギフトやペア食器など)+引菓子+縁起物など全てを含んだ総額のことです。
調べていくと情報がまちまちで余計悩むことになりますが、調べてみて多かった情報を紹介します。
- 御祝儀の額から0を一つ取った額が品物の相場
→御祝儀30000円なら品物は3000円程度 - 一人あたりの引き出物の相場(首都圏)
友人:3~7000円・親族:7~12000円
調べた結果、上記の記載が多かったです。
参考:私たちの場合
先ほどの相場情報と過去の参列経験を元に決めました。
- 友人:5000円
- 親族:9500円
- 今まで参列した友人の結婚式が「約3000円の品物+引き菓子」だった
- 先に結婚式を挙げた妹の親族への引き出物が9000円程だった
友人関係は今までに結婚式をあげた友人に合わせた形です。親族は、私(新婦)側は妹に合わせ、旦那の親族は同じ金額で大丈夫かを義両親に確認して決めました。
参列経験が何度かある方は友人・親族など周りの相場に合わせるのがトラブルが少ないのではないかなと感じました。
引き出物の総額は相場を下回らない様に注意!
結婚式費用節約のために引き出物総額の予算を相場以下にするのは、時間を割いてお祝いに来て頂くゲストに失礼だと思います。
何度か参列経験があったり先に結婚式を挙げていると、気にしていなくても何となく相場が分かってしまうと思いますので、ゲストを残念な気分にさせない様に注意したいところです。
品物などを定価で購入した場合の総額が相場を下回らない様に注意し、定価より安く購入するようにして節約するのが良いと思います。
引き出物について決めてみて
- 友人:2品で5000円
→品物3500円+引菓子1500円 - 親族:2品で9500円
→品物8000円+引菓子1500円
自分で言うのは何ですが…2品なので品物の質(金額)を落とさず、引菓子も美味しいと思ったものを選べたのでバランスが良かったのではないかと思います^^
ここまで決めておくと品物選びの際に絞って探せたので探しやすかったですよ。参考に考えてみて下さいね。