結婚式の見積もり費用の中には、無くても場合によっては支障がないものも、含まれていることがあります。
結婚式を終えた私が感じた「無くても良かったもの」の1つが『ヘアメイクリハーサル』でした。
ヘアメイクリハーサルをすると当日安心である一方、結婚式当日と同じヘアメイクをしてもらうため、高額で別料金のことがほとんど。
「正直高い。どうするか」と検討し、ヘアメイクリハーサルをやめた理由を紹介します。
ヘアメイクリハーサルが必要か悩んでいる、しなくても大丈夫か不安な方は参考にしてみて下さいね。
ヘアメイクリハーサルとは?
ヘアメイクリハーサルとは、結婚式当日の髪型・メイクを実際に施してもらうことです。
どのような仕上がりにするのか相談しながら作っていく、仕上がりのイメージを擦り合わせていく作業になります。
ヘアメイクリハーサルの料金は?
私が結婚式を挙げた式場は当日のヘアメイクとは別料金で、1スタイル:13000円(税抜)、2スタイル:20000円(税抜)でした。
見学に行った他の式場も、ヘアメイクリハーサルのみの料金で大体15000~20000円でしたね。
当日のヘアメイク料金に含まれている式場もあるかもしれないため、見積もりに記載がない場合はプランナーさんに確認してみて下さいね。
ヘアメイクリハーサルをしなかった結果、どうだったか?
結果は『大満足』な仕上がりに!
特に結婚式当日のメイクは、アイシャドウ・リップの色や眉の書き方など、この色・メイクの方法の方が似合うんだと参考になったほどです。
髪型やメイクで譲れない点などは、ヘアメイクの打ち合わせ時にしっかりと伝えていたため、イメージと違うということはありませんでした。
結婚式当日も「こんな感じでいいですか?」と、確認しながらヘアメイクをしてくれたため、安心してお任せすることが出来ました。
髪やヘッドドレスを止める高さや位置・メイクの濃さなど、簡単なことなら微調整しながら仕上げてもらえそうでしたよ。
ただし、注文が多くなると準備が間に合わなくなるので注意して下さいね。
私がヘアメイクリハーサルは必要ないと判断した理由
ヘアメイク打ち合わせの担当が、結婚式当日も担当だった
私の場合はヘアメイクの打ち合わせ担当の方が、結婚式当日もヘアメイクを担当する式場でした。
打ち合わせの人は良かったけど、当日の人が微妙だったらどうしようという心配がないのが良かったです。
打ち合わせ担当者から当日担当者への引き継ぎで、イメージが上手く伝わらないかもしれない不安もないため、リハーサルはなくしました。
打ち合わせと当日のヘアメイクさんが別の人という場合も多いようなので、打ち合わせ時に確認をしておくと安心ですよ。
ヘアメイクさんがはっきり提案・確認をしてくれる人だった
担当のヘアメイクさんはこちらの希望を汲み取りつつ、決めていなかった細部などについて、はっきりと提案や確認をしてくれる方でした。
ドレスを選ぶ時にも感じましたが、こちらの希望を聞くばかりで提案をしてくれないと、判断・選択が全て素人判断になってしまいます。
私の場合はこちらの好みを聞いた上で、プロ目線でのアドバイスや提案なども欲しかったため、受け身な人ではなくて安心しました。
カラードレスの髪型は、髪を降ろして花冠をつけたいと希望しましたが、ドレスを試着した時の写真を見て
こちらの希望の「髪は降ろす」けど、より良く仕上げるためには「全て降ろさず片方にまとめる方が良い」と提案をしてくれました。
ヘアメイクさんと性格の相性が良さそうだった
ちょっとお願いしにくい雰囲気の人、細かく伝えてるつもりが話が合いにくい人、性格が合わないことで意思疎通が難しい場合もありますよね。
私の場合はこちらの希望を聞くばかりの受け身な人だったら、不安を感じてヘアメイクリハーサルをおこなっていたかもしれません。
ちょっとしたことでも聞きやすく話しやすい人だったため、細かく打ち合わせができ、安心して当日お任せできると感じました。
しっかりメイクでもあまり顔の印象が変わらないタイプだった
私の普段のメイクはしっかりめ(派手ではないけどナチュラルではない)ですが、メイクで顔の印象が変わるタイプではありません。
和装で前撮り写真を別の場所で撮り、特にヘアメイクの希望は聞かれずに準備されましたが、普段のメイクの印象と変わりませんでした。
そのため、メイクはヘアメイクさんに丸投げしても、変なことにはならないだろうと思っていました。
メイクで印象が変わる、普段ナチュラルメイクの人で、顔の印象が変わってしまうことに抵抗があるなら、リハーサルはした方が良いと思います。
ヘアスタイルは普段からこだわりがなかった
髪型に関しては元々無頓着な方です。
美容院に行くと必ず「朝は髪に時間かけたくないから、手櫛でも整うヘアスタイルが良い」と伝えているほどです。
髪質と不器用なせいで、せいぜい自分ではくるりんぱのハーフアップをするのが精一杯。コテもいまいち上手く使いこなせません。
そんな感じなので、プロにヘアスタイルを作ってもらえるだけで、自分的には多少イメージと違っても満足できると思いました。
ヘアメイクリハーサルの有無を判断するには
ヘアメイクリハーサルが必要か必要じゃないかは、当然ですが人によるところがとても大きいと思います。
本人の性格、ヘアメイクへのこだわり具合、当日のヘアメイクさんと打ち合わせができる式場かなど、色々な要素に影響されるからです。
当日1日中モヤモヤして過ごしたり、結婚式の写真を見るたび気になっては、リハーサルをしなかったことを後悔すると思います。
節約のために後悔したという先輩花嫁さんも多いようなので、悔いのない判断をして下さいね。
自分の性格で判断
結婚式当日に晴れやかな気持ちでいられないかもと少しでも思ったら、ヘアメイクリハーサルはやった方がいいと思います。
ヘアメイクの打ち合わせの様子で判断
妹の場合は、打ち合わせ担当のヘアメイクさんが提案に消極的で不安だったようで、ヘアメイクリハーサルを行っていました。
(和装で良く分からないから)どんな感じがいいと思いますか?
うーん…新婦様はどうされたいですか?
・・・(分からないから聞いてるんだけどな)
こんな感じの曖昧な返答と質問返しばかりで、プロとしてのアドバイスを殆どしてくれないヘアメイクさんだったそうです。
結婚式の衣装に合う髪形・メイクなんて、どうしたいか聞かれても素人にはなかなか分からないですよね。
不安な点を知りたい、相談したい時に、どんなヘアメイクが良いか提案してくれない(出来ない)人と打ち合わせだけは不安です。
妹も後悔したくないとヘアメイクリハーサルをおこなったため、当日の仕上がりは満足していましたよ。
同じようなタイプのヘアメイクさんだったら、私も不安でヘアメイクリハーサルの必要性を感じていたと思いました。
ヘアメイクリハーサルをなくすための打ち合わせのコツ
ヘアメイクリハーサルを行わない場合、打ち合わせで決めたことを元に結婚式当日はヘアメイクをしていきます。
リハーサルをなくしたい場合は、打ち合わせで当日のヘアメイクが決まるので、出来るだけ具体的に話をして下さいね。
リハーサルなしで挑んだ私が、打ち合わせで効果的だったと思った点を紹介します。
こだわりや気になる点は必ず伝えて
ヘアメイクリハーサルの有無に関わらず、ヘアメイクさんとの打ち合わせでしっかり意志疎通を行うことは大事です。
おでこは出したくない・つけまつげは必須など、こだわりや嫌なことがある場合は、まず初めに伝えておくのがベストです。
ヘアメイクさんが提案する場合にも、好みじゃない髪型やメイクを候補から外すことが出来ますよね。
私の場合はこんな感じでヘアメイクさんに伝えました。
メイクは
髪型は
ポイントメイクの色やカラードレスの髪型はお任せで、ヘアメイクさんに提案をしてもらいながら決定しました。
特に気になる点やこれは嫌というのをハッキリ伝えたのは、ヘアメイクさんとしても提案がしやすく、助かると言ってもらえましたよ。
ヘアメイク打ち合わせに持っていくと良いもの
ドレス試着時の写真
当日のドレスの写真はあった方が、お互いヘアメイクのイメージがしやすいと思います。
私は花冠を妹から借りる予定だったため、ドレスの小物合わせ時に持っていき、ドレスを着た状態で花冠も着けさせてもらいました。
打ち合わせの時はその写真を見ながら「耳は隠すより出した方が顔が明るくなる」など、提案をしてもらえてイメージがしやすかったですよ。
何となくでもこんな髪型が良いと決まっている場合は、当日のドレス試着の時に近い髪型にセットしてもらうと、打ち合わせで伝えやすいと思います。
ドレスショップで必ずヘアセットをしてもらえる訳ではないので、出来ればイメージに近い髪型でドレスの試着をしに行くと良いと思います。
当日の髪型に近い写真を見ながらだと、自分もイメージがしやすくなるので、可能であればぜひ真似してみて下さいね。
イメージに近い髪型・メイクの写真や画像
気になる髪型やメイク、こんなイメージが良い、この髪型・メイク可愛いなど、写真を何パターンか見つけておくと時間が無駄になりません。
美容院のようにヘアカタログなどもありましたが、なかなか良い髪型が見つからないと、イメージを擦り合わせる時間が少なくなってしまいます。
髪型は、正面(前髪)・横・後ろとパーツごとにイメージに近い髪型を見つけておくと、より分かりやすく伝わりやすいと思います。
髪型の決め方は、別記事で詳しく紹介しているので良かったら参考にしてみて下さい。
打ち合わせの時間も限られているので、1スタイル分だけでも探しておくと、スムーズに打ち合わせが進められますよ。
また、画像と併せて何パターンか準備しておくと、具体的なイメージや好みが伝わりやすく、認識の相違もおきにくいと思いました。
当日使うヘッドアクセサリー
私は妹から花冠を借りたため、打ち合わせの時に持って行きました。
実物がある方がヘアメイクさんもイメージがしやすいと思いますので、当日のヘッドアクセサリーが手元にある場合は持っていて下さいね。
自分で探して購入を考えている場合は、ヘアメイクの打ち合わせまでに手元にあるのが安心ですよ。